目次
100万人あたりの死亡者数でみた世界
ズバリ、まとめると・・・
- 日本は優秀だけど、油断禁物。1カ月前のイタリア・スペインは、今の日本と似たような傾向
- ヨーロッパ、案の定、死亡者数二極化!
- 感染対策成功組(?)でも、圧倒的に優秀な台湾
- 詳しく見たら日本の死亡者数、確実に上昇し続けている。
百万人あたりの死亡者数を使う背景
感染者数のカウント方法は、政府の方針が変わると急に傾向が変化してしまいます。
「死亡率が改善している!」と思ったらぬか喜びで、検査方針が変わって感染者数のカウントが増えただけかもしれません。
ということで、人口百万人当たりの死亡者数で分析しました。
さすがに死亡の判定基準は、政府の方針で変更することはできません。死亡者数ならば普遍的な数値であると言えましょう。
情報ソースとして、欧州疾病予防管理センター(ECDC)が公開するデータ(リンク)を使いました。
世界と比べたら圧倒的に優秀な日本!だが・・・
こちらをご覧ください。
百万人あたりの死亡者数を、ニュースで良く報じられるメジャーな国々と比較したものです。
- 日本の死亡者数が圧倒的に低い=優秀!
- ただし、これは医療現場の必死の奮闘に支えられた危ういものでしょう。
- 医療崩壊すると、抑えが効かなくなる恐れが高いでしょう。
- 1カ月前のイタリア、スペインは、今の日本のような状況
- イタリア、スペイン、やっぱりブッチギリで悪い数字です。
- ベルギーの死亡者数の追い上げの勢いがスゴいことに! 何が起きているのか?
- 悲惨な状況が頻繁に報じられる米国だが、欧州と比べると実はそこまで悪くない?
- ドイツは、分厚い医療体制で健闘しているものの、じわじわと死者数が増えている。
緩やかだが指数関数的な上昇の勢いが見受けられる。
ヨーロッパを詳しく見ると、クッキリと二極化する傾向が!
こちらのチャートは、ヨーロッパの国々における死亡者数の推移です。
- どうも経済規模の大きい国/EUの主要なポジションを占める国の死亡者数が顕著に多いですね。
- 一方で、辺境(失礼ながら・・・)の経済規模の小さい国は、被害が抑えられています。
- 厳格なロックダウンを拒んでいるオランダ、スウェーデン、死亡者数の増加にいよいよ指数関数的な上昇の動きが見えてきました
- ベルギーの勢いが危ういです。このままでは、イタリア、スペインを突破するのは時間の問題?
感染対策成功組(?)でも優秀な日本、でも圧倒的トップは台湾
こちらは、世界的に見ても感染対策が上手くいっているとされている国(個人的見解で選択!)のものです。
- 現時点では、日本は最も優秀な国に属していますね。
- 圧倒的に優秀なのは台湾。政府の政策と医療現場の対応のコラボが神がかっていますね。
- 韓国も健闘していますが、死亡者数の増加が続いていますね。じわじわと医療現場が感染の勢いに押されているのでしょうか?
日本をフォーカスしてみると・・・やはり増加傾向
- 日本と台湾を比べると、やはり台湾のお手並みは見事です。国全体としてみたとき、日本よりずっとうまくやっていますね。
- SARSの経験がしっかりと生きているし、現政権の優秀さが端的に現れていますね。
- 日本は、3月に入ってから死亡者数がハッキリと増加傾向に。
- 医療体制が維持できている現在で、この状況。
- 医療体制が崩壊したら、指数関数的増加フェーズに突入する可能性は否定できないでしょうね。